自然栽培でつくるということ
八ヶ岳の豊かな自然の中で育った、滋味あふれる野菜たち・・・。
ジャガイモの格段のホクホクさと柔らかさ、ニンジンのあの香りはたくさんの方に人生で一度は嗅いで頂きたい。そして限界を超えたナスのとろみ、ピーマンの甘さと肉厚の食感は、都会の子供たちが抱いている野菜の味覚を覆します。オクラは・・もう言葉で表現できません。
味も素晴らしいのですが、今までの野菜では感じることができなかった「食感」や「香り」が詰まっています。
豊かな自然の恵みをいただいている自然栽培の野菜やお米を食べることで、日々の様々なストレスやウィルスに打ち勝つ、生きるエネルギーを取り戻していただきたいのです。
私たちは、買ってくださる方々との「顔の見える関係」を作りたいと願っています。私たちは広い意味で、買い手と作り手は家族だと捉えています。
私たちは種を蒔く瞬間から、もっと言えば、食べてくださる方の食卓をイメージして、年間の育てる野菜を決め、土の準備を始める時から、お届けするご家族みなさんのことを考えていたいと思っています。
自然栽培で美味しく安全に育てるための工夫をこらし、健康に育つのをじっくり見守り、森から出てくる獣たちから野菜を守り、そして最後の最後にすべての恵みに感謝して収穫。配送直前に収穫された野菜たちをすぐに丁寧に梱包し、冷蔵宅配便の旅立ちを見送る。こうして各ご家庭にお届けしています。
ご購入くださる方々とは、メールでのやり取りや、お野菜と共にお送りする「はたけだより」の他、八ヶ岳の農園見学会、農園のイベントに参加していただくことで、生産者の私たちと皆さんとの絆が深まるよう努めています。またごお寄せいただく情報から、家族構成、好きなお野菜や苦手なお野菜などを考慮し、各ご家庭の食生活に合わせた野菜をお届けできるよう配慮しています。
生産者と消費者の関係がより密接になることは、野菜とお金の交換だけではない「信頼」が生まれる。それによって、作られる食べ物は消費者にとってより安心できるものになる。私たちはそう考えています。
しかし・・・多くの消費者が選びやすい手に取りやすい野菜は、必ずしも自然栽培の野菜ではないですね。
自然栽培の野菜は、必ずしも形が揃っておらず、スーパーに並んでいるお野菜よりも小振りだったりします。綺麗なもの、形が揃っているものを買いたい。季節を問わず食べたい品種を食べたい。
その結果、そうした消費者のニーズを満たすような野菜を育てざるを得ない生産が行われています。つまり化学肥料を入れ、化学薬品である農薬を撒き、季節を問わず、求められる=売れる野菜を作るということです。
消費者の購買行為が変わることで、農家が美味しくて安全な食を作り、自然に低負荷な農業へと変わり、自然と共にある持続可能な世界を創っていくのです。
どうか、無肥料・無農薬の自然栽培の野菜やお米、そして加工品を選ぶことで、ご自身の健康と共に、自然に低負荷で持続可能な世界を創ることに参加してください。
そして、自然栽培農家への応援も、どうぞよろしくお願いいたします。